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「企業コンプライアンス」に関する意識調査

●コンプライアンスについて最もよく知っているのは「部長クラス」
●22.8%が「社内のコンプライアンス違反」を見聞きした経験あり


食品偽装やSNSでの画像アップなど、企業や従業員のコンプライアンス意識が問われた昨年。
CSR(企業の社会的責任)も浸透しつつある今、
法律を守るだけではなく、倫理観も求められるようになっています。

インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、
「企業コンプライアンス(法令順守)」についてアンケートを行い、
コンプライアンスに関する認知、お勤め先のコンプライアンス対策状況、違反の目撃とその後の行動などについてまとめました。

調査は2013年9月6日~9月20日にかけて実施し、
DIMSDRIVEモニター7,708人から回答を得ています。
(うち、組織に属して働いている人 4,549人)

インターワイヤードは
企業内サーベイ「コンプライアンス意識調査」を提供しております。
コンプライアンス意識調査サービス紹介 <コンプライアンス意識調査サービス紹介>


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● コンプライアンスについて最もよく知っているのは「部長クラス」
● コンプライアンス専門部署・担当者を置いているのは3割ほど。
  「担当者がいるかどうかわからない」人も2割
● 行動規範・行動指針 … 飲食店勤務者の76.9%が「制定されてない・されているか不明」
● コンプライアンス、「内部通報窓口・ヘルプライン」を持つ企業は1割
● 保険業は、個人レベル・社風で高いコンプライアンス意識をキープ
● 22.8%が「社内のコンプライアンス違反」を見聞きした経験あり
● 違反を知った際の行動、男性は「本人に直接注意」・女性は「同僚に相談」
● コンプライアンス違反を知ってしまったら…?「匿名であれば、組織に報告できる」






コンプライアンスについて最もよく知っているのは「部長クラス」

■「企業コンプライアンス」という言葉の認知
「詳しく内容を知っている」25.1%、「内容はある程度知っているが、詳しくは分からない」30.8%で、
『ある程度以上知っている』という人は55.9%と半数強であった。
「名前を聞いたことがある」人まで含めた“コンプライアンス”という言葉の到達度は88.0%であり、
多くの人が知っている言葉である。

<役職別>
「詳しく内容を知っている」の値について、最も高かったのは【部長クラス】65.1%である。
【部長クラス】より役職が下になるにつれて値が低くなり、【一般社員】では26.4%である。
一方で、【部長クラス】より上の【役員】は44.4%、【経営者】は27.8%となっている。

実務と部下を管理し、責任も負う役職である【部長クラス】が、
最もコンプライアンスを良く知っている…という
社内の体制を反映したような結果になっていると思われる。

<業種別>
「詳しく内容を知っている」が最も高かったのは
【銀行・証券・商品先物取引業】で73.2%、次いで【保険業】66.1%と続き、金融系業種の値が高い。


Q:あなたは、「(企業)コンプライアンス」という言葉をご存知ですか。(単一回答)







コンプライアンス専門部署・担当者を置いているのは3割ほど。
 「担当者がいるかどうかわからない」人も2割

■コンプライアンス専属担当の有無
お勤めの企業に“コンプライアンス専門の部署・担当者がいるかどうか”については、
「専門の部署がある」と回答した人は18.6%、「部署はないが、専属担当者がいる」は12.0%と、
部署、または担当者がいる企業に勤める人は30.6%と3割である。

一方46.0%は「特にいない」と回答し、半数近くが担当者を置いていないと回答。
また、23.4%が「わからない」と回答し、
”担当者がいたとしても、社員に浸透していない”可能性も伺える結果であった。

<勤め先 従業員数別>
従業員数が多いほど「専門の部署がある」と回答した割合が高い。
【2~10人】では0.9%なのに対し、【1,001人以上】では50.9%に上る。
(ただそれでも、半数程度である)

<業種別>
「専門の部署がある」割合が最も高いのは【銀行・証券・商品先物取引業】73.3%で、ダントツに高い。
次いで【保険業】55.9%、【情報通信業】37.5%、【電気・ガス・熱供給・水道業】31.6%と続いた。

一方で、「部署や専属担当者を置く」割合が低い業界もあり、
【教育・学習支援業】12.7%、【医療・福祉】11.9%と続き、【飲食店】では7.7%と1割を切っている。


Q:あなたがお勤めの企業には、「コンプライアンス」専門の部署や担当者はいますか。(単一回答)







行動規範・行動指針 … 飲食店勤務者の76.9%が「制定されてない・されているか不明」

■行動規範・行動指針の有無
お勤めの企業に“行動規範・行動指針が在るかどうか”については、48.6%が「制定されている」と回答、約半数である。 この設問についても「わからない」と回答した人が24.0%と2割を超え、
企業が部署や行動規範・指針を作ったものの、
社員には知られていない・意識されていない・・・という状況もありそうだ。

<業種別>
「制定されている」割合が最も高いのは【銀行・証券・商品先物取引業】89.3%、
次いで【保険業】86.4%と、やはり金融系業種の値が高い。

一方で、【飲食店】では「制定されている」が23.1%と、他の業界に比べて低い。
76.9%が「制定されてない・されているか不明」と回答している。


Q:あなたがお勤めの企業には、「行動規範」・「行動指針」は存在しますか。(制定されていますか)
 (単一回答)  








コンプライアンス、「内部通報窓口・ヘルプライン」を持つ企業は1割

■コンプライアンスの教育・啓蒙活動
お勤めの企業でコンプライアンスに関する“教育・啓蒙活動”を行っているかどうかについては、
何かしらの教育や啓蒙活動を行っていると回答した人は49.9%と半数であった。

行われている事柄については、「社内主催の、講習会・研修」が最も多く30.0%、
次いで「新入社員研修・教育」23.4%、「従業員に対する、実地研修」18.3%と続き、
“研修”が主な活動になっていることが伺える結果である。

「内部通報窓口(ヘルプライン)」の設置については13.8%で、1割強にとどまっている。
また、「違反を防ぐためのチェック対策、更生対策がある」は10.9%である。

研修という形での教育は行っている企業がある程度あるものの、
窓口の設置やチェック対策など、”社内体制”に関する事柄まで手が回っている企業は少ない、
ということが伺える。

<業種別> 啓蒙・教育実施率
教育実施率が最も高いのは【銀行・証券・商品先物取引業】92.9%、
次いで【保険業】88.1%と、やはり金融系業種の値が高い。
コンプライアンスの認知や部署の設置などと同様に、
”金融系業界はコンプライアンス教育・啓蒙活動への意識が高い”という事が伺える。

一方で、【飲食店】では教育実施率が20.9%と、他の業界に比べて低い。


Q:あなたがお勤めの企業では、
従業員に対して「コンプライアンスに関する教育・啓蒙活動」などを行っていますか。また、その方法は何ですか。
(複数回答)








保険業は、個人レベル・社風で高いコンプライアンス意識をキープ

■コンプライアンス順守意識
お勤めの企業における「コンプライアンス順守の意識」については、
「意識は高く、順守できるように社内体制が整っている」は18.3%で、
意識も制度も整っている企業に勤める人は2割に満たない事が分かった。

しかし「意識は高いが、個々の判断に任せられている」21.6%と、
制度はないが意識が高い企業に勤める人も多く、『意識が高い』のは合計で39.9%と約4割に上る。

全く意識しないわけではないが、「なんとなく意識している程度」という人も多く27.0%と3割近くである。

<勤め先 従業員数別>
従業員数が多いほど、意識も高く制度も整っている。
「意識は高く、順守できるように社内体制が整っている」の値は、
【50人以下】では5%台であるが、【1,001人以上】では40.3%と4割を超える。

一方で、「全く意識していない」は従業員数が少ないほど値が高く、
【1,001人以上】では3.3%であるが、【2~10人】では30.4%に上る。

<業種別>
『意識が高い』の値は【保険業】81.3%、【銀行・証券・商品先物取引業】71.4%の順である。
ただ、【銀行・証券・商品先物取引業】では
「社内体制が整っている」の値が62.5%、「個々の判断」は8.9%だったのに対し、
【保険業】では「社内体制が整っている」の値は45.7%だが、「個々の判断」は35.6%と高い。

どちらも意識が高いが、
【銀行・証券・商品先物取引業】では制度を整えて高い意識をキープしており、
【保険業】については個人レベル・社風で高い意識をキープしているという事が伺える。


Q:あなたがお勤めの企業では、「コンプライアンスを守ろう、遵守しよう」という雰囲気(意識)はありますか。(単一回答)







22.8%が「社内のコンプライアンス違反」を見聞きした経験あり


■コンプライアンス違反 目撃経験
従業員の“コンプライアンス違反”を目撃してしまった・知ってしまった・・・という人はどの程度いるのだろうか。

『自社従業員のコンプライアンス違反を知っている人』(違反事例認知者)は22.8%で、2割を超える。
うち、実際に「目撃してしまった事がある」という人は10.8%で、”現場目撃率”は1割。
また、「自分自身が違反してしまった事がある」という、『コンプライアンス違反経験者』は3.5%であった。

<業種別>
違反事例認知者の割合を見ると、
【保険業】と【銀行・証券・商品先物取引業】が最も高く、33.9%であった。
以下、【建設業】26.9%、【国家公務】26.6%、【食料品製造業】26.3%と続く。

「自分自身が違反」の値は、【銀行・証券・商品先物取引業】8.9%が最も高く、
【電気・ガス・熱供給・水道業】8.8%が続く。


Q:お勤めの企業で、あなた以外の従業員が
「コンプライアンスに違反した行動をしている」ところを目撃した・知ってしまった事はありますか。
(単一回答)








違反を知った際の行動、男性は「本人に直接注意」・女性は「同僚に相談」

■コンプライアンス違反を知った時の行動
他の従業員の違反を見聞きした経験がある人に、“違反を知った際、あなたはどのような行動に出ましたか。”と尋ねたところ、 「何もしなかった」という人が43.9%と最も多く、『行動を起こした人』は56.1%と半数強である。

起こした行動については、
「違反者本人に、直接注意した」人は23.3%であり、“行動を起こした人の4割”は本人に直接注意している。

本人以外への行動については、
「直属の上司などに報告した」20.0%、「同僚に相談した」12.5%と続いた。

専門部署である「コンプライアンス部などの専門部署に報告した」は6.7%、
「内部通報窓口(ヘルプライン)に通報した」は3.4%である。

<男女別>
行動を起こした人の割合は、【男性】57.3%、【女性】52.6%と、【男性】の方がやや高い。

「本人に、直接注意」は【男性】26.2%・【女性】15.2%と、10pt以上男性の方が高い。
一方で「同僚に相談」は【男性】9.9%に対し、【女性】は20.0%と、女性の方が10pt以上高い。

女性は同僚に相談する形で行動を起こすが、
男性は本人や専門部署に注意・報告する方法で行動する人が多い事が伺える。

<役職別(部長以下)>
役職が高いほど行動を起こす割合が高く、
【一般社員】の44.0%に対し、【部長クラス】では79.3%に上る。
「同僚に相談」については、役職による値の差はあまり見られなかった。

「本人に直接注意」は役職が高いほど値が高く、【部長クラス】では41.4%に上る。

「直属の上司に報告」は【課長クラス】・【主任クラス】に比べて【係長クラス】の値が低く、
【係長クラス】は「専門部署に報告」・「誰にも報告・注意はしなかったが、違反した部分を改善、是正した」の値が高い。

役職によって起こす行動に違いが出ている。


Q:違反を知った際、あなたはどのような行動に出ましたか。(複数回答)







コンプライアンス違反を知ってしまったら…?「匿名であれば、組織に報告できる」

■今後、コンプライアンス違反を目撃してしまったら?
“今後目撃してしまった際の行動”については、
「直接本人に注意できると思う」25.7%、
「本人には注意しづらいが、本名で組織に報告できると思う」14.4%と、
『自分の身元を明かして注意・報告できる』と考える人の割合は40.1%である。

「匿名であれば、組織に報告できる」という人が33.7%と最も多い。

匿名で報告できるシステムを整備すれば、報告する人も増えるのではないかと思われる。

行動(注意・報告)に起こせる人は73.8%、起こせない人は26.2%である。

<男女別>
『行動できる』割合は、【男性】78.6%に対し、【女性】63.5%である。
女性は本人に直接注意できる人は13.3%と少なく、4割近く(37.4%)が「匿名であれば・・・」と回答している。


<役職別(部長以下)>
役職が高いほど「本人に直接注意できる」と回答している。
一般社員の32.2%が「匿名であっても、報告はできないと思う」と回答している。

役職が高いほど行動に起こせる・・・という事は、
裏を返せば“役職が低い人は行動に移しにくい”とも考えられ、
行動に移す人を増やすには、
”行動する事で起こりうるリスクを無くす”、”不安を解消する”
などの対策が必要だと考えられる。


Q:もしあなたが今後、従業員の誰かが「コンプライアンス」に違反しているところを目撃してしまったとしたら、 行動を起こせると思いますか。(単一回答)






 

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